こんにちは!ブンデスリーガ1部ケルンカージナルスで監督をしております。かたやまかずさ(@wataridorich)です。
前回、前々回と練習日と試合日のスケジュールを通してブンデスリーガ監督の仕事についてご紹介してきました。
今回は番外編ということでシーズン中で一番ハードなサマーキャンプのスケジュールをご紹介します。
サマーキャンプというのは子どもの夏休みにあたる7月と8月に2度行われる1週間の野球教室のことです。
僕の所属するケルンカージナルスでは、他のクラブの参加者も招いて、多い時には100人を超える子どもが参加する大規模なサマーキャンプが行われます。
そのサマーキャンプがなかなかハードなスケジュールで行われるのでご紹介したいと思います。
8:30 |
コーチ陣集合・準備 |
道具の準備・グラウンド整備・ミーティング |
9:00 |
サマーキャンプ開始・全体アップ |
出欠確認・本日のテーマ確認・全員でウォーミングアップ |
9:30 |
午前の部開始 |
レベルでグループを分け午前のメニュー |
12:00 |
午前の部終了・昼休憩 |
昼食のためケルン体育大学へ子どもたちを引率・束の間の休憩・午後のミーティング |
13:30 |
昼休憩終了・アップ |
ゲーム要素を取り入れた軽めのウォーミングアップ |
14:00 |
午後の部開始 |
ゲーム形式の午後のメニュー |
16:45 |
午後の部終了 |
本日の振り返り・明日の連絡事項通知 |
17:00 |
解散・片付け |
道具の片付け・ゴミ拾い・グラウンド整備 |
17:30~ |
練習or自主練 |
練習日は通常通り練習 |
サマーキャンプの期間はこのスケジュール+通常の練習日スケジュールとなり、長い日だと1日12時間以上グラウンドにいる日が5日間続きます。そして週末は通常通り試合が行われます。日本より過ごしやすいとはいえ、真夏に半日以上屋外にいるというのはかなり体力を消耗します。
キャンプ前の週には練習メニューやプラン、グループ分けもしなければなりません。
子どもたちと野球ができるのは楽しく、成長も感じられて嬉しい反面、体力的には最もしんどい1週間です。
※昼休憩中のコーチ陣の様子
3回に分けてブンデスリーガクラブの監督の仕事をご紹介してみました。いかがだったでしょうか。
今後も正しい情報を発信し続けて参りますので、興味を持っていただけると嬉しく思います。
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