ドイツの野球について現役監督が説明しますPart3(外国人枠とそれに伴うローカルルール)

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(本記事は他のブログサービスで20204月に投稿した記事を改稿したものです)

ドイツ野球に関する記事の第三弾です。

今回はベースボールブンデスリーガにおける外国人選手の扱い(外国人枠)と外国人選手に適用されるルールをご紹介します。今回も先に要点をお伝えするので詳しく知りたい方は読み進めていただくようお願いします。

 

【ベースボールブンデスリーガで外国人枠に該当するのはヨーロッパ国籍を持たない者】

【外国人野手は1試合に2人出場可能。外国人投手は2試合目に1人のみ登板可能】

【外国人選手が同時に捕手と遊撃手のポジションについてはならない】

 

これらを詳しく説明していきます。

まずはベースボールブンデスリーガにおける【外国人選手の定義】を説明します。ベースボールブンデスリーガでは【ヨーロッパ国籍を持たない選手】を外国人選手として扱います。

ということは日本国籍しか持たない僕はもちろん外国人選手ということになります。

アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの国籍しか持たないの選手も外国人選手ということになります。

逆にオランダ、スペイン、イタリアなどのヨーロッパ国籍を持つ選手はドイツ国籍の選手と何も変わらない条件で試合に出ることができます。

ここまでの説明で僕はあえて○○人選手】ではなく○○国籍を持つ選手】という表現を使いました。

これにはもちろんわけがあって、日本では認められていませんが世界には二重国籍というものがあり、生まれ育った国以外の国籍を持っている人もいますし、野球のためにヨーロッパ国籍を取得する選手もいます(二重国籍の詳しいことはこの場では割愛させていただきます)

これは極端にいえば、ドイツの野球リーグでありながらチームにドイツ国籍の選手がいなくてもルール上問題はないということになります。

このルールによって自国(ドイツ)の選手の出場機会が減りドイツ選手のレベルが伸び悩んでいるという意見と、

他国から(ある意味)制限なく、いい選手を呼べるのでリーグのレベルは上がっているという意見があります。

またチームの方針によって、選手起用は異なりスタメンの半数以上がドイツ以外の国籍を持つ選手で構成される勝利至上主義のチームもあればドイツ国籍、地元出身の選手中心で構成されるドイツ選手育成に力を入れるチームもあります。

しかし地元で育った選手で戦って、力及ばずその地で育った有能な選手が他の強いチームに移籍してしまうというジレンマもあったりします。

いまだにこのやり方がいいのか議論が行われることもありますが現状ではこのルールが適用されています。

 

次に試合での外国人枠の制限ですが、野手は同時に2人まで出場可能です。

しかし捕手と遊撃手が同時に両方とも外国人選手がプレーすることは認められません(ここでいう外国人は上記にある通りヨーロッパ国籍を持たない選手を指します)

特殊なルールですがこのようなルールがベースボールブンデスリーガにはあります。

外国人投手は2試合目に1人のみ登板可能です。

2試合目というのはこちらの記事を読んでいただいた方はお分かりだと思いますが

ベースボールブンデスリーガは基本ダブルヘッダーもしくは2日に分けて1カード2連戦を行います。その2試合目のみ外国人投手が登板可能となります。

外国人投手の登板は1人しか認められないので外国人投手の継投は認められません。

ということは1チームに外国人投手は2人は必要ないということです。

どのチームも1枚しか使えない大事なカードなのでおのずと求められるレベルは高くなります。

ちなみに選手登録、ベンチ入りのロースターは外国人枠の制限はありません。何人でも外国人を登録することもベンチ入りさせること可能です

外国人選手に関するルールは以上になります。

この記事を書いていて思ったのですが、求められる外国人選手像というのを具体的な数字などを示しながら紹介するのも海外野球に興味のある方や挑戦しようと思っているかたの参考になるかなと思ったので今度記事にしてみようかと思います。

話がそれましたが、これらがドイツ野球ベースボールブンデスリーガにおける、外国人選手に対するルールです。同じヨーロッパでもリーグによって「自国の国籍の選手が〇人以上ラインナップにいなければならない」や「外国人投手は1日〇イニングまで登板可能」など異なる独自のルールが存在します。

興味のある方は各リーグのローカルルールを調べてみてはいかがですか?

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