ドイツの野球について現役監督が説明します Part2(年間試合数・試合日スケジュール)

posted in: ドイツ野球 | 0

(本記事は他のブログサービスで20204月に投稿した記事を改稿したものです)

ドイツの野球について説明する記事の第二弾です。

第一弾はこちらです。ドイツ野球の基礎知識と、リーグとチーム数についてご紹介しました。

 

今回は年間の試合数と試合日のスケジュールをご紹介します。詳しく説明すると容量が多くなると思うので先に要点をお伝えします。

毎回最後まで読むのも大変だと思うので、詳しく知りたい方が読み進めもらう形でお願いします。

早速今回お伝えすることは

【ドイツの野球の年間の試合数は約40試合】

【試合は基本週末で間30分のダブルヘッダー】

となっています。これから詳しく説明していきます。

『レギュラーシーズン』

1チームとホーム2試合アウェイ2試合の4試合。相手が7チームなので

4試合×7チーム=28試合

まずレギュラーシーズン28試合で順位を決めます。

その後、上位4チームはプレーオフへ。

下位4チームはプレーダウンへ進みます。

『プレーオフ』

北部南部両リーグの上位4チームが

A:北部1位 対 南部4

B:北部2位 対 南部3

C:北部3位 対 南部2

D:北部4位 対 南部1

A勝者 対 B勝者

C勝者 対 D勝者

という組み合わせで3勝先取の試合を行います。

そうして最後に残った2チームでドイツチャンピオンを決めるドイツシリーズへ進出します。

(ちなみにレギュラーシーズンの順位を考慮したこの組み合わせですが、2019年シーズンは両リーグの3位同士がドイツシリーズに勝ち進み、南部3位のハイデンハイムが2018年の王者のボンを破り、ドイツチャンピオンとなりました)

『プレーダウン』

同リーグの下位4チームで再びホーム2試合アウェイ2試合

4試合×3チーム=12試合

を行い、最終順位を決定します。

レギュラーシーズンの成績は引き継がれるので早い段階で順位が決まりその後消化試合になる可能性もあります。

そして最終順位の最下位(8)2部へ自動降格。

7位が2部の2位との入れ替え戦に進みます。

(2部の1位は自動昇格)

このようにポストシーズンは成績によって年間の試合数が変わってきます。

また、その年によってポストシーズンのシステムが変わることがあります。

なので【年間約40試合】がブンデスリーガの試合数となります。

3日末もしくは4月頭に開幕して、7月にレギュラーシーズンが終わり、89月でポストシーズンを行う年間スケジュールです。

次に試合日のスケジュールですが、基本的に週末にダブルヘッダーで行います。

349月は1試合目12時から

5678月は1試合目13時から

2試合目は1試合目終了30分後にプレーボールです。

ホームゲームであれば試合開始2時間半前くらいに球場入りして準備アップバッティング練習

アウェイゲームでも2時間前には球場入りアップバッティング練習

という流れです。

(試合日の詳しい流れはまた別の記事でご紹介したいと思います)

ここで皆さんに気づいて欲しいのが

1試合目終了30分後に2試合目開始』というところです。

文字で見てもあまりピンとこないかもしれませんが、この30分で食事、アップ、さらにホームチームはグランド整備等も必要になります。

ゆっくり休む時間はありません。

相手も同じですし、もはや18イニングの試合しているようなもので、想像以上にハードな1日です。

しかも週中に祝日があったりすると中1日で同スケジュールで4試合行うこともあります恐るべきドイツ野球ですね。

ここ数年、年々改善されて設備が整っているチームだと週末にナイターゲームとデイゲームで2日に分けて1試合ずつ行ったり、週中の平日にナイターゲームを行なったりするチームも徐々に増えてきました。

さすがにダブルヘッダーは負担が大きいので選手の負担が減る流れになってくれたらうれしいですが、ドイツ野球にはいろいろ解決しないといけない問題があるようです。

長くなりましたが今回は

【年間の約40試合】【試合日はもはや18イニングのハードスケジュール】ということを説明しました。

だいぶ日本とは違ったスケジュールになっていると思います。

世界中で野球は行われていますが、全てが同じではありません。違いを見てみるのも新しい発見があって面白いかもしれませんね。

(Part3へ続く→)

コメントを残す