伝える順番で子どもの成長速度は速くなる

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指導をしていると何度やってもできない、同じミスを何度も繰り返す選手はいませんか?人には苦手なことは必ずあります。そのときに指導者の皆さんはその選手になんと声をかけますか?

今日は「伝える順番で子どもの成長速度が速くなる」ということをお伝えします。

実際に僕が実践している伝える順番は「できたこと」「(できなかったことへの)アドバイス」です。

この順番で伝えるとなぜ成長速度が速くなるかこれから解説していきます。

 

いきなり否定してくる人の声は入ってこない

練習中にミスをした選手がいます。その時に、

「今のは違う」

「〇〇だからできないんだ」

「また同じミス

とできなかったところばかり指摘している指導者はいませんか?

例えばゴロ捕球の練習でエラーをする度に

「腰が高い」

「遅い!遅れてる」

「足が止まってる」

のような具合です。これは指導というより「ダメ出し」否定ですね。

僕がエラーした子に声をかけるとしたら

「あ〜!惜しいね!今のグローブを降ろすタイミングは完璧‼︎あとはバウンド合わせるだけ!」

「今の合わせ方上手いね!あとはもう少し早くグローブ準備できたら捕れてたよ!」

このように「できたこと」「(できなかったことへの)アドバイス」の順番で伝えるようにしています。

たとえミスをしてもその中でよかったところを見て伝える。そうすると子どもも「できたこと」「できなかったこと」が理解できて、次に何を意識するべきかはっきりします。

肯定されることでミスをしてもモチベーションの低下を防ぐことができ、肯定されることで次のアドバイスまで耳に入るようになります。

まずは「できたこと」にフォーカスすることはとても大切なプロセスです。

 

しかしいきなり否定「ダメ出し」をされるとどうでしょう?

ミスしたときに一番言われて嫌なことはなんですか?わかっていることを言われることが一番嫌ですよね。

ただでさえミスしてイライラしているところに追い討ちをかけるように「ダメ出し」をされると、どれだけ正しいことを言っていてもなかなか本意は伝わりません。

自分に置き換えて考えてみてください。一言目に必ず否定してくる人一言目に必ず肯定してくれる人、どちらのいうことの方が耳に入ってきますか?

子どもが感じることも同じなのです。子どもの気持ちをないがしろにした指導で子どもの耳に声が届くわけがありません。

 

できないことはダメなことではない

大前提として、「できないこと」はダメなことではありません。そのための練習なのですから。しかし「できないこと」を「ダメ出し」されるだけでは子どもは「ダメなことをしたんだ」と感じてしまいます。

これは明らかに間違ったアプローチです。「ダメではないもの」を「ダメなこと」だと思わせてはダメなのです。

このような子どものモチベーションが下がるようなアプローチは避けるべきです。

 

実際に「できたこと」「アドバイス」の順で伝えてみて

これは僕の主観ですが、成長速度は上がると確信しています。僕はこの方法でしか指導をしたことがないので、正直エビデンスがあるわけではありません。しかし、

モチベーションを下げない
聞く耳を持たす

この2つが効果としてあるのは間違いありません。そしてこの2つの要素は成長には必要不可欠です。

ということは、伝える順番で成長速度が速くなることも間違いではないはずです。

もっと伝える順番を意識してみませんか?

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